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魔人ブウとの戦いが終わり、地球に平和が訪れた。
夕暮れ時のパオズ山。今日も穏やかな一日が終わろうとしていた。
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チチ |
「ご、悟空さ〜〜!!!」
おっと、こっちは穏やかではないようだ・・・。
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チチ |
「な、なんだべ、その格好は〜!」
玄関先に、今 修行から帰って来た悟空と悟天。
出迎えたチチの表情はただ事ではなさそう。
それもそのはず、悟空も悟天も服はボロボロ、体には見るも痛々しい傷。
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悟空 |
「いや〜。悟天の奴、結構強くなっててさ〜。オラ、ビックリしたぞ〜」 |
チチ |
「そっだら問題じゃねーだ! かわいい自分の子供に、こったらケガさせる親が、どこさ居るだ!」 |
悟空 |
「いや〜。つい本気になっちまってよ〜。でも、まあオラたちだったら、一晩練りゃー、こんくらいのケガは ・ ・ ・!!」 |
チチ |
「ク……!!!!」 |
悟空 |
「い〜!!! いや……」 |
悟天 |
「…」 |
チチ |
「あ〜、もう。悟空さときたら、生き返ったはいいが、毎日
修行修行って、ちっとも家計の助けになることしてねぇだ! 最近は悟天ちゃんまで巻き込んで! 毎日毎日、服はボロボロ、傷いっぺ〜作って帰って来るだ! オラの苦労もしらねぇくせに…」 |
悟空 |
「わ… わりい、チチ。明日は修行休みにして、食料調達くれぇは手伝うから…」
頭をポリポリかく悟空。
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チチ |
「悟空さ!!!」 |
悟空 |
「!!!」 |
チチ |
「今、我家の財政はどうなってるか分かってるだか? もともとほとんど財産
底ついちまってたのに、悟空さが帰ってきたんで、我家には大食いの男が3人になっただ! 食費は今までの1.5倍くれぇになってるだ!」 |
悟空・悟天 |
「・・・」 |
チチ |
「それに悟飯の学費も払わねばならねぇだ! もう、おっとうやブルマさに援助を頼む訳にも行かねぇだし・・・ !!」 |
悟空 |
「!!」 |
チチ |
「悟空さ! 毎日 修行ばっかりして力有り余ってるなら、明日っから街に行って、働いてくるがいいだよ!」 |
悟空 |
「そ… そんな〜。チチ〜」
と、言うわけで、悟空は翌日より。街の工事現場で働くことに・・・。
* * *
一週間後。
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通行人A |
「それにしても、あのビル工事、進むの早いな〜」
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